2016年6月9日木曜日

『アイガー・サンクション』ネタバレなし



監督・主演:クリント・イーストウッド
1975年公開

ちょっと古めのスパイ・スリラーです。

あらすじ

元殺し屋のジョナサン・ヘムロックは美術の教授として教壇に立ちながら名画を収集していた。

あるとき、秘密組織C-2のボス”ドラゴン”から仕事の依頼をされる。スイスにいたスパイが何者かに暗殺され、生物兵器の情報が盗まれたのだ。
ヘムロックの任務は暗殺者2人に制裁(サンクション)を下すこと。

渋々引き受けたヘムロックは1人を始末するが、もう1人の正体が分からない。情報は、アイガーに登る登山隊のメンバーで足が悪いということだけ。
正体不明の暗殺者とともに、高難度の登山をしながら制裁を下すことができるのか!


感想

クリント・イーストウッド監督で音楽がジョン・ウィリアムズだから、期待して観ました。ところが、そこまでスリリングな訳でもないし、音楽も印象に残らない。正直なところ期待はずれでした。
まあ、古い映画だしイーストウッドも今より監督経験は浅いわけだから仕方ないといえばそうですが。
あ、決してつまらなかったわけじゃないですよ!


アイガーに登る前に、旧友を訪ねて訓練します。このシーンはやたら長いし、なぜか昔からの敵がオネエになってたり、何の脈絡もなくトレーナーの美女がおっぱい見せたりと謎が多いです。一体どういう意図があったのでしょうか?

それでも、クライマックスの登山シーンは良かったです。この中に犯人がいると分かっているが誰かわからない。暗殺者かもしれない相手の命を救ったり、命を救われたり。
そしてミスリードが上手かったです。
ここばかりはドキドキさせられました。

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