2016年6月22日水曜日

『ヒトラー ~最期の12日間~』ネタバレなし



監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演:ブルーノ・ガンツ、アレクサンドラ・マリア・ララ

『帰ってきたヒトラー』の予習を兼ねて鑑賞しました。


あらすじ

1942年。ミュンヘン出身のトラウドゥル・ユンゲは、ヒトラーの秘書として採用される。

1945年4月。ベルリンにソ連軍が迫っていた。遂に市街地にまで砲撃が始まる。
ヒトラーとユンゲたちは地下要塞に入るが、ヒトラーは頑としてベルリンから逃げようとしなかった。
ユンゲはヒトラーに退避を勧められるが、自分まで総統を見捨てることはできないと言って要塞に残る。

ドイツ軍がソ連軍を追い返してくれると信じるヒトラーだが、将校たちはもはや攻撃能力など残っていないと分かっていた。

そして、ベルリン市街戦が始まる。



見どころ

ヒトラーの愛人エヴァ・ブラウンの狂気じみた行動に震えます。
ソ連の砲撃の中に行われたヒトラーの誕生パーティーで踊り狂ったり、ユンゲにとてもとても幸せだと語ったり・・・。
終わりが近づいていることが分かっていて、やけになっているのか、本当に狂っているのか・・・。



感想

何もかもが異常な戦争が描かれます。
地下要塞の様子はヒトラーの秘書ユンゲの視点から語られます。
市民の様子と戦争の悲惨さは、ドイツのために戦うと友だちと共に武器を取った少年ペーターから語られます。

このふたりの登場人物に注目して観ると、映画の伝えたいことが分かりやすいと思います。


歴史の悪者ヒトラーをしっかりと描いているので、彼がどのような人物で、どんな夢を抱いていたか、よく分かります。
ヒトラーのイメージが変わりました。

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