2016年7月4日月曜日

『ダンボ』ネタバレなし



監督:ベン・シャープスティーン
製作:ウォルト・ディズニー
1941年公開


世界一有名なゾウなのでは?空飛ぶゾウ、ダンボの物語です。



あらすじ

コウノトリがサーカスの動物たちのもとにやってきた。そして次々と赤ちゃんを届けていく。
翌日、一足遅れてゾウのジャンボのもとにも赤ちゃんが届けられる。しかし、その子ゾウは耳がとても大きく、他のゾウたちにダンボと呼ばれ笑い物にされてしまう。
それでもジャンボはダンボを愛し、とてもかわいがった。

耳の大きなダンボはサーカスを見に来た観客に笑われ、いじめられてしまう。可愛い我が子が乱暴されたため、ジャンボはダンボを守ろうと暴れてしまう。
そのせいでジャンボは監禁され、ダンボと引き離されてしまう。

ひとりぼっちのダンボを見かねたネズミのティモシーは、なんとかダンボを元気づけようと頭をひねる。



見どころ

作画に自信のあるアニメは雨を降らせると言われます。『ダンボ』では冒頭に雨を降らせますが、一目で雨をよく観察したことが分かります。テキトーに書いたわけではない、研究された雨に注目です。


感想

1941年とは思えぬクオリティでした。さすがディズニー。


親子の愛情が本当に良く描かれていました。涙なしには語れません。ダンボを見つめるジャンボの顔からは、アニメなのに愛が溢れ出ています。このゾウは愛でできているのかと思うほど愛で溢れています。
ダンボもかわいく、前を歩くジャンボやティモシーのしっぽを鼻で掴んで歩く描写は特にかわいい。


ダンボをいじめる他のゾウたちは、よくいるおばさんです。性格の悪いおばさん。
絶妙に「どこかにいそう」感が出ていて面白いです。実際に会ったら不愉快以外の何者でもありませんが。


『ダンボ』と言う作品には、知名度の割にパッとしないイメージを持っていました。しかし、実際に鑑賞してイメージが変わりました。
めっちゃいい。

2016年7月2日土曜日

『プリティ・ブライド』ネタバレなし



監督:ゲイリー・マーシャル
出演:ジュリア・ロバーツ、リチャード・ギア


コメディです。ジュリア・ロバーツはコメディが似合う。



あらすじ

ニューヨークに住む記者のアイク・グラハムは、世の中の様々な女性をこき下ろすコラムを書いて生活していた。
ある日、バーで飲んでいると、男が3回も結婚式の式場から逃げ出す花嫁の話を教えてくれた。アイクが書いたコラムが新聞に載ると、それがある女性の目にも止まる。逃げる花嫁マギー・カーペンター本人だ。

マギーはコラムに腹を立て、コラムの誤りを苦情とともに新聞社に送付。その結果、アイクはクビになった。

アイクは再起を賭け、4度目の結婚式を目前に控えたマギーに会いに行く。



感想

笑えるところが随所にあり、なかなか面白いです。
ジュリア・ロバーツがたまに不可解なリアクションを取りますが、そこは御愛嬌。

全米が注目する4度目の結婚式からは目が離せません。
その結婚式そのものにも、その直前にも波乱が待っています。このクライマックスは面白い!

2016年7月1日金曜日

『ブレードランナー』ネタバレなし



監督:リドリー・スコット
出演:ハリソン・フォード
1982年公開


SF映画の金字塔。原作は「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」。



あらすじ

2019年。環境の悪化により人類は宇宙に移住していた。地球に残った人々は人口過密の高層ビルの中で生活していた。宇宙ではレプリカントと呼ばれる人造人間が奴隷作業を行っていた。
しかし、長期間活動したレプリカントに感情が芽生え、人間に反旗を翻す者が現れる。地球に来たレプリカントを処理する(殺す)のがブレードランナーの役目である。

タイレル社が開発したレプリカントの新モデル「ネクサス6」の男女6人が地球に入った。腕利きのブレードランナーがそのうちのひとりに殺され、引退していたデッカードが任務を引き継がされる。



感想

ハードボイルドです。常にクールで物静か。ダークな映像で進みます。
この雰囲気が私には合いませんでした。
いまひとつ乗りきれない。

レプリカントには記憶がありません。過去を持たないのです。それゆえに悩み苦しみますが、感情移入できず「ふーん」という感じにしかなりませんでした。

何年かしてから観直したほうが良いかもしれません。


割と背景や小道具が面白かったです。
芸者さんがデカデカとビルの壁に映しだされたり、ありえないほど奇妙な日本語あったり。
「ゴルフ用品」と書きたかったのでしょうけど、「゛コ゜ルフ用品」になってました(笑)

光る傘を持ってる人がいて「最近売ってるやつだ」とテンション上がったりもしました。


まさにこれですね。ちょっと嬉しかったです。