監督:ダグラス・マッキノン
主演:ベネディクト・カンバーバッチ
現代ロンドンを舞台にシャーロック・ホームズとジョン・ワトソンの活躍を描く、大ヒットのイギリスドラマです。
今作は舞台が19世紀に戻ります。理由は本編を観ればわかります。
あらすじ
ホームズのもとにレストレード警部が訪れる。そして、いつになく怯える彼の口から事件が語られる。
花嫁姿のエミリア・リコレッティが自宅のバルコニーから通りに向けて発砲。その後自殺した。
しかし、その晩にエミリアの夫が殺害される。その犯人もエミリア・リコレッティだったという。
自殺してから殺人をする。急に喜びだしたホームズが調査を開始する。
2回観ろ!
この映画は1回観るだけでは解決しません。理由はネタバレになりますが、是非2回観てください。ちなみに、犯人を知ってからのほうが楽しいという話ではありません。
1回目観た時は、半分ほどしか理解できませんでした。情報量が多いことと、入り組んだ編集も要因ですが、2回目でスッキリ解決しました。
舞台は19世紀ですが、しっかり続編になっているので過去作の復習は必須です。観とかないとわけがわからないです。
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ところで今作は、シャーロックとワトソンの出会いから描かれます。そこで「なんだ。ただのリメイクかよ」と思った瞬間、既視感のある展開は終わりを迎えます。ご安心ください。
時代は変わっても、シャーロックの名推理と毒舌は健在です。話の展開が素早いところも同じ。満足です。
おなじみの登場人物も、見た目がちょっとづつ変わって出てきます。これはなかなか面白かったです。特にマイクロフト(笑)
19世紀を舞台にしていますが、テーマは現代的です。しかし現代を舞台に描くのは難しいでしょう。半ば強引に感じますが、言いたい事は伝わりました。
ただ事件を解決するだけで終わらないのが今作の偉いところ。意外と重層的なんです。観終わったあともあれこれ考えてしまう傑作です!
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